サイトコンセプト

国内の小規模旅館を紹介するオウンドメディアです。
観光資源の多くない地域への集客誘致と、「ひたすらのんびりしたい」という需要を結び付けるため、「おこもり旅」という印象的な言葉を企画の軸としました。

ターゲットは30～40代の主に女性に設定。「なにもしない非日常」「癒し」「六根清浄」などを連想キーワードに、デザインはお香やゆらぎをイメージするトーン＆マナーに、トーンオブボイス（文体）はややカジュアルな口語体で、ターゲットの共感を重視しています。

デザイン

「癒し」「六根清浄」をキーワードに、メインカラーは色味を抑えたグレイッシュラベンダーを使いつつ、写真は彩度・コントラストを高めにする＋画面いっぱいを使うレイアウトにすることでインパクトを出すデザインにしました。

また、PC表示時は一部に縦書きを採用することで、本を読むようなイメージと、横書きが基本のWebならではの斬新さを取り入れています。

全体は和風を基調にしていますが、アクセントとなるロゴや欧文フォントはモダンな遊び心を残し、ターゲット層の女性に好まれる「今風の」和風のテイストにしています。

アニメーション

ゆっくりとした気持ちで閲覧してもらいたいと考え、アニメーションをつけて閲覧速度を調整しています。余韻を持たせるフェードイン（ぼんやりと徐々に表示される）効果を中心に、一般よりもゆっくりした変化速度にし、「おこもり旅」のコンセプトを表現するゆったりとした動きを目指しました。

またメニューの開閉は横からのスライドにし、日本旅館の「ふすま」の開閉をイメージしています。

使いやすさ

サイトの目標の一つにSNS等での情報共有・拡散があります。そのため、旅行計画の調べもの→ご友人や自分の備忘録に情報を送る、という利用シチュエーションを想定し、スマホ表示時は画面下に各種SNSボタンを設置し、情報の送信をしやすくしました。

メニューボタンはページ上部に置くことも多いのですが、片手操作する方向けに右下に設置しています。

レスポンシブ（可変レイアウト）でコーディングし、ブレイクポイントも微調整し、PC・タブレット・スマホそれぞれでストレスなく閲覧できるレイアウトにしています。

ロゴに込めた意味

主役には「ススメ」と「雀のお宿」をかけた雀を起用し、宿の中にいるような「おこもり」感を全体で出しました。また、「おこもり旅」は、元気をチャージする旅でもあるので、福良雀・南天・うろこなど縁起や再生を意味する和の文様を入れ、閲覧者のお守りとなる願いも込めました。

フォントは和文は柔らかい明朝体、欧文はモダンな印象の細めのゴシック体を採用し、古風になりすぎないようバランスをとっています。

Webサイトは紫を基調にしていますが、名刺や封筒など印刷物では、目に留まりやすい紅梅色を使っています。