納品後の保守管理について

弊社ではこのたび、Webサイト納品後のご相談・ご依頼の受入体制を見直し、あらためて、保守管理契約等の締結のお願いを行っております。

つきましては、Webサイト納品後については、あらかじめ包括的な保守管理契約、または、ご依頼のつどのご契約のいずれかに基づいての対応（更新作業およびそれに付随する調査・連絡等）とさせていただきますので、ご理解・ご協力いただけますと幸いです。

保守管理契約（推奨）

およそ2時間程度の作業費（更新作業およびそれに付随する調査・ディレクションを含む／軽微修正4回分程度）をあらかじめお預けいただき、預り金の範囲内で対応可能なご依頼は、ご依頼ありしだい、速やかに着手・対応させていただきます。
（対応に要した時間の作業費は、預り金から差し引いていき、残金がなくなった場合や残金での対応が難しい場合は、補充いただきます。）

また、この保守管理契約に基づき、サーバ情報や各種プラットフォームのログイン情報をお預かりいたします。

保守管理契約は、つどのお見積りが不要で、お急ぎの場合でもスムーズな対応が可能です。また、時事情勢を鑑みて更新が必要と思われる場合、こちらから更新のお声がけをさせていただきます。是非ご検討ください。

つど契約（非推奨）

更新・調査のご依頼ごとに新規契約を締結していただく形式です。ご依頼・ご相談いただきましたら、弊社にて見積書を作成し、内容・金額に合意いただけましたら契約となります。
また、サーバ情報や各種プラットフォームのログイン情報は弊社ではお預かりしません。業務遂行に必要な範囲で一時的にご提供をお願いいたします。

つど契約の場合、作業着手は、見積り⇒合意（契約）の後とし、緊急時も例外なく、契約締結後の作業とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。

見直しの経緯

弊社では昨年より法務を強化し、各種契約についても見直しを進めております。
その中で課題となったのが、弊社で制作したWebサイトの納品後の取り扱いです。

弊社にご依頼いただくWebサイト制作について、当初の契約は、あくまでも「制作」に関する取り決めであり、従って、弊社からのWebサイトの納品およびご発注者からのご入金をもって、当初の「制作」契約は終了するものと考えられます。

そのため、納品をもって、ご発注者と弊社は契約（法的な権利義務）関係ではなくなり、以降、弊社がなんらかの業務を行う場合には、本来は新たな契約等の法的根拠が必要です。

この点、これまで弊社では、納品後も、ご相談や軽微修正についてはサービスの範疇にて対応してまいりましたが、下記のような問題が発生していることを受け、納品後の対応は有償にてお受けすることといたしました。

• 案件増加による業務リソースの慢性的な不足
• サーバ情報等をお預かりするセキュリティ面の懸念
• サービス対応によるトラブルに関する懸念
• 対応費の不払いの発生

また、保守管理契約を締結くださっているお客様も増加しており、対応の公平性を保つ上でも、保守管理契約のあるお客様優先での対応となりますことを、あらかじめご了承いただけますと幸いです。

弊社としては、納品後であっても、制作したWebサイトの状態は気になるものであり、定期的な巡回やメンテナンス、時宜に即した更新等を行いたい気持ちは多分にあります。
しかし一方で、弊社の業務リソースも限られており、企業体として収益面を考慮しなければならないのも実情です。
こうした事情もご考慮いただき、納品後の保守管理契約の付帯をご検討いただけますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。